第0回 百人一首遠足 福井篇(番外)

17 ちはやぶる神代も聞かず龍田川から紅に水くくるとは 在原業平朝臣
57 めぐり逢ひて見しやそれともわかぬまに雲がくれにし夜半の月かな 紫式部
10 これやこの行くも帰るも別れては知るも知らぬも逢坂の関 蝉丸


 図書部OB(やまさん、B-showwwwwww)とともに福井まで行ってきました。


 お目当ては、福井こども歴史文化館の特集展示ちはやふる かるた王国ふくい展」。『ちはやふる』のカラー複製原画、アニメの台本などの「『ちはやふる』の世界」。江戸時代のかるた、百人一首にかかる往来物、双六になった百人一首などの「百人一首かるたの歴史と文化」。充実した内容はもちろん、展示方法も勉強になりました。かるたをアクリル板で挟んで展示するなど。あと、あらゆるかるた「ちはやふる…」の札を目立たせてましたね。先月の図書部の月例展示でも同じことをやってました。考えることはみな同じ(笑)。


 その後、紫式部公園に行きました。紫式部越前国司に任ぜられた藤原為時とともに武生へ。紫式部が京から離れた唯一と言われてます。その紫式部を偲んで平安時代の貴族の住居(寝殿造)を模した公園。黄金の紫式部像も。


 そして、蝉丸の墓へ。諸国を放浪したあと、越前にたどりついた蝉丸が、この近くの農家に滞在中に病気になって、この地で亡くなったそうです。