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3日目である。
今回も2徹の男がいたのかどうか、私は知らない。少なくとも、私のいたJキャビンにいなかった事は確かだ。
06:30 起床
やはり皆目覚めが悪い。私もその1人であった。3日目は往々にして朝が早いのである。
06:50 早天礼拝
奨励者はT先生であった。それにしても寒い。気温は5度ぐらいだっただろうか。千刈の朝は寒い。
07:20 旗上げ
旗を上げたのである。使用された歌は「空の翼・3番」であった。
07:30 朝食
昨日と違って和風の食事であった。肝心なときにカフェインが摂取できない。
08:15頃〜 キャビン清掃
いろいろと大変な事になっているキャビンを掃除するのである。このキャンプにおいておそらく最も退屈かつ面倒な仕事であろう。基本的に各自がいた所を掃除するのだが、現在及び次期3役は彼等が使用していた第3研修室の掃除を行った。
第3研修室の掃除の最中、現部長は先生に「彼」が残していった「半分の月がのぼる空」をくれないかと聞いていた。どうやら彼は半月が読みたかったようである。訴えは認められた。現副部長・主務は相変わらず真面目に掃除をしていた。掃除が終わり、彼等はだらだらしていた。
09:45 推薦書の紹介・続き
昨日行えなかった分の推薦書の紹介が行われた。結構な紹介であった。その紹介が終わった後、現部長から先生たちへと寄せ書きが贈られた。それなりに感動的な場面であったようである。
10:00 オリジナル「スパゲティー」作り
この日最大のイベントである。彼等の頭の中に「あんこ入りパスタライス」があったかどうかは分からない。麺をゆでる者、食材を準備するもの、火を熾す者に分かれて作業は行われた。
私は麺の担当であったが、これが退屈な仕事であった。とりあえずひたすら水が沸騰するのを待つのである。その間、私は外をぶらぶらしていた。彼がいつもと変わらぬ鮮やかな手つきで火を熾していた。次のキャンプでは彼はいない。火熾しは大変になるだろう。
水が沸騰したため、私は仕事場に戻った。麺を入れ、かき混ぜる。「パスタを投入! かき混ぜる」などという台詞が聞こえたりした。その後食事となる。今回はとんでもないものはできなかった様であった(?)。
その後・自由時間
片付けも終わり、後は閉会礼拝を待つだけとなっていた。私はセンター棟の前でドッジボールをしていた。森の妖精・スパイダーマ・社会人・労働を知らない子供たち・裏切り者・秘密工作員・みくるビームを放つ特別天然記念物(学名:M .M .)などさまざまな者がいた。
14:00 閉会礼拝
奨励者はK先生であった。これで合宿も終わりである。礼拝終了後、記念撮影が行われた。
14:50頃 解散
JR三田駅にて解散。各自家路に着く(?)。
これで彼等は名実ともに中学部、そして図書部を去ることとなる。
だが、彼等は時々顔を出しに来る事となるだろう。
老兵は死なず、そして去りもしない。