2007年度 図書部春合宿 2日目


各々の部屋の中。
冬眠から目を覚まし、土の中からゆっくりと出てくる虫たちのように。
彼らはゆっくりと、悪く言えばのそのそと布団から顔を覗かせます。
朝の知らせ。
「あたーらしいあーさがきーたー」
「オイ朝だぞ起きろカス」
「朝だホラ起きろ」
そんな祝福の風を浴び、眠気眼な彼らは起床するのでした。
私は起きてましたが。


「うーさむ・・・」
春の千刈は寒い。あと杉花粉舞いまくり。
冬眠から覚め、ぎこちなく動く虫たちのように、彼らはのそのそとキャビンから出てきます。
ああ、一日が始まった。彼らはそれを受け止めながら、静かに礼拝に参加しました。

ところで寒すぎ。なんとかしろなんとか。


同じく寒空の下。旗上げ。
やる気がなかったように見えたのは残念ながら気のせいではないでしょう。
今にも布団に戻りそうな態度で、彼らは渋々歌を歌い、ゲームをしていました。



待ちに待った朝御飯。
今日、初めて皆がやる気を出した顔をします。
寒さから解放され、待つは美味しい朝御飯。みんな大好き珈琲紅茶。
皆意気揚々と参加をします。
寒さのお陰で眠気は一先ず吹き飛んだ。爽やかな笑顔で皆は叫びます。
「いただきます」
一人紅茶へダッシュする影を見送りながら、皆は朝御飯を摂りました。
珈琲と紅茶はカフェインがあるから眠気も吹っ飛ぶね!カヴェイン?なんだそれ。
因みに元々お茶にはカフェインが含まれていて、珈琲のそれよりも多いんだけど、過程で紅茶の方がかなり薄く作るため、珈琲と紅茶に精製した場合のカフェイン含有量は珈琲のが上になるんだよ。
紅茶にもカフェインは結構含まれているよ!


この後は昨日と引き続き作業。
3年生は後輩に伝えたい一冊の本。
1,2年生は阪神文学三十六景の本。
各々それらの本を厳選した言葉で紹介するのであります。
因みに私はキノの旅。あまりラノベが好きじゃない私が、唯一これだけは至高にして究極と称える本であります。すっごい良いよ!
イムリミットはあと3時間。これで仕上げなければ、全てが終わる――。
血眼になって皆取り掛かります。既に終わっている者も居ますが。

私は順調に作業を進めてはいましたが、丁寧にそして作りこんでいた為にだいぶ遅れてしまいました。
リミットには合ったのでその後は悠々と遊んでいましたけどね。


そうそう、ココで部員のH君が帰宅なされました。
理由はよく知りません。先生がはぐらかしたので。
彼は高校ですら会えないので、もしかしたらこれが今生の別れかも?
皆で一斉に見送りました。さようなら!

数名は寝ておりました。


お昼ごはんはカレーライス・・・!と見せかけたハヤシライス。
ハヤシライスって普通辛くないもんじゃないの?とか私は思っていたのですが、これ、微妙に辛いんですね。
大体市販のカレーライスの中辛くらい。
私は辛くてかなり大変でしたが、他の人はケロっとしてましたね。ケロケロ。



昼御飯が終わると、待っていましたクイズの時間。
事前にランダムで組まれた班のもと、クイズで戦うぞ!
1班/理科部の精鋭チーム
2班/理科部の精鋭チーム
3班/ごめん・・・覚えてないんだ・・・
4班/あんかけチャーハンチーム
5班/パッとしないチーム
6班/一目見ると最強としか思えない完全で瀟洒なチーム
6班だった私が言うのもなんですが
矢内奨励賞を授与した彼と、図書部部長の彼。
全校駆け足トップの彼と、ランクインの彼が所属。
頭脳も一位と二位が揃っているし、体力も一位と二位が揃っているというこのチーム。
誰が見ても最強と思われた・・・!


ハイハイどんでん返しどんでん返し
敗因
1.別に頭の良さ=クイズの強さじゃない(頭良かった彼らは芸能の問題答えられないしね)
2.別に体力=クイズの強さじゃない(というか体力関わるの一つしかなかったしね)
3.他の連中が弱かった


うん、ゴメン。負けたんだ。
順位は図書部内最下位の4位。
うん、ゴメン。図書部ブログだから書くけど、理科部は5位と6位なんだ。
うん、なんだかゴメン。
なんでこのチームで4位なのかさっぱり分からない。



さて、クイズは細かい内容忘れたし軽くスルーして
確かみんなが6班ボロ勝ちと思っていたのにも関わらず6班が最下位のまま最後まで進んで、最後でようやく4位まで這い上がったって内容だったと思う。


恐怖の食材決めターイム!
おはぎの存在に皆が震える・・・!
よく覚えてないので我が6班と1班の結果をば。
1班→ソース:カレー粉 トッピング:バジル粉 具:おはぎ、納豆、ヨーグルト
6班→ソース:ガーリックソース トッピング:なし 具:キムチ オクラ タコ たまねぎ
1班は漢すぎ。もっと無難なのが残ってるときですらヨーグルト取りやがって。


「量少なくない?」と言われがちだった晩御飯を終え、作品発表タイム。
各々が書いたあの模造紙の内容について発表しました。
突然「このタイトルロゴは一切関係ない!」と叫びだした部長氏とホワイトボードを使ったK氏以外は無難な普遍なものでした。


ここで久々シリアスタイム。
夜空、一切の星の光は無く、あるのは小さなキャンプファイヤーの煌きのみ。
この幻想的で狂気的な背景で、皆が語るのでした。
後輩への、《最後のメッセージ/Dying Message》を・・・。
ムチャ振りかと思われる順番でしたが、兎にも角にもコレで終わり。
部長の華麗なる演説が印象的でした。



これ以降のこと
1.風呂
2.お菓子争奪会
3.キャビン内でのウフフアハハ