2007年度 図書部春合宿 1日目


栄光を求め、いざ行かん!決闘者たちよ、戦いの場へ!

集まる人々。集まる猛者。萃まる夢、萃まる思い。
様々な思いと共に
様々な遊具と共に
様々なゲームと共に
彼らは集った

――戦場へ。


杉の林を抜けた先。
開けた土地にある園。
立派な建物を鎧として纏い
その建物は聳え立つ。
嗚呼、またここに来た。
嗚呼、彼らは集まった。

「ココ来るの9回目だよ・・・。でも今回で終わりかな?」


寝床を確保するべく、鬼と化し走る猛者たち。
ココは自分のものだッ!
己の思いを具現するべく、彼らは走る。
時には乱闘、時には乱交。嗚呼、これこそ戦いの場よ。
彼らに寝床など、必要ないのに。

安眠などさせぬ
吸血鬼がそう詠うかのように。
彼らは眠らない。
月下の猛者たちは眠れない。
そう、"バーサーカー"のように。

鎧を脱ぎ捨て、兜を割る。
帯を抜いてはその場に捨てる。
防御など、この場に捨て置く。
必要な物はたったそれだけ。
戦う為の武具戦うための意思
ただ、それだけでいい。。
ただ、それだけ――



問一
図書館に必要なものは何か?あるだけ記せ。

問題など、これだけでいい。
これだけで、猛者は気付く。何を書けば良いのかを。
皆は己の筆を取り、その紙に記した。

私「こどものじかんだろ」


人には自分の好きな本というものがある。
己を誇示するかのような、His favorite word.
それを誇示せよ、それを綴れ
指令はそれだけ。
規格はある。
紙はある。
ペンもある。
だが
『例』がない。

私たちは、どうやって紙に思いを綴れば良い?
「例を出してください」
民は嘆く。
しかし王は答えた。
「却下だ」
自分の思う様を語れば良い。それはどんなものでもよい。必要と有らば、規格外でさえも良し。
そんなものに、『型』を用意することすら野暮なのだ。故に『例』など必要ない。
思う様を、ただ、書き連ねるだけ。



死後の世界はどうなるの?
画面は光る。
それは輝きでもなければ、煌きでもない。
ただ、存在を維持するだけの汚い光。
そんな光を、彼らは見つめていた。
行けば分かるさ
死後の世界に行くとはどういうことか。
Answer is "DEATH".

嗚呼、彼らは何を伝えたいのだろう。
光を見ながら思う。
夢の彼方で思う。

Imperishable Imperial.
強者は考えぬ。
退かぬ、媚びぬ、省みぬ。
死後の世界はどうなるの?
強者は考えぬ。
何故なら、強者は死なないからだ。
強者の体躯は不朽にして不滅。
それこそ強者なのだと。


さぁ、休憩など必要ないか?
狂戦士は戦い終わると、狂うのをやめて休憩を取る。
彼らにも休息は必要なり。
風呂は命の洗濯
さぁ、休め。
その瞳に闘志を宿している限り
休みなど些細なもの。


各々は戦場へと戻る。
嗚呼、ようやく戦える。
このときを待っていた。
戦えなくてウズウズしていた。
皆の者、戦いだ。
――よろしい、ならば戦争だ。


月は妖しく煌いていた。
夜はまだまだ終わらない。
何故なら今宵は宴なのだから。
月が躍らせる狂気の夜。
――嗚呼、次は誰が死ぬのだろう?